雨が。
雨が降っていた。
それを俺はずっと見ていた。
屋根に続く使われなくなった梯子。
古くさびていて折れているそれの折れて危ない尖った先端から、
絶え間なく落ちていく水滴を俺は眺めていた。
やがて水滴は屋根に落ちる。
その水滴による若干の空気の乱れ。
何千粒もの水滴が空気の澱を乱して、
わずかな風を支配していた。
ひんやりとした若さが網戸を隔てて俺をなぜかwktkさせていた。
だが、ここであるものをみつける。
「やつだ・・・やつが来たんだ・・・!」
小さい。
しかし、小さいながらもなお黒光りするその甲冑には、
呼吸するための油が塗られている。
生命力というのがここまで尋常ではないというのは、
ただならぬ虫であることは容易に想像につく。
そう!その名は・・・!
G!
がんだむふぁいと!れでぃーごー!PR