今日の国語の時間。
俺はいつも道理に無いものを見つめていたはずだった。
しかし、それは無いものとあるものの両方あって
片方は俺には見えなくて片方は見えていたに違いない。
自分の働く意味を知るRPG
テイルズオブ無職
発売中。
---------- 終了 -----------
【登場人物紹介】
VARIS・・・主人公。下手な言動によってさらに追い詰められていく。
小海君・・・野球部員。この前の長岡君とは友達のようだ。
木口君・・・無所属。バイトをしているために早く帰る。音速で。
さっきの国語の時間・・・
の前の休み時間。
自分は来るべきものにどうやって勝とうか悩んでいた。
そう。今週土曜日から始まるテストについてである。
テスト週間は早く帰れるから良い・・・そう思っていた時期が僕にもありました。
しかし。
テストというのは日々日頃からの勉学にどれぐらい勤しんだかが問題であり、
付け焼き刃というのはすぐにボロボロになって役に立たなくなる。
今一番の懸案事項は数英である。
数学と英語。
中学の頃からの天敵である。
むしろこれらの点数によって高校の選択に不自由が発したというのは過言ではない。
勉強しなかった自分が全て悪いのだが・・・
そんな悩むのに忙しい自分の所へ小海君がやってきた(もちろん仮名)
奴とはあまり話したことがない━━━というより話す機会がない。
休み時間は席に突っ伏し
放課後はすぐに帰る自分とは正反対なはずである。
なんかドキドキしてきた。何を言われるのか心配になってきた。
そして奴はこう言ったのだった。
小海「おまえ上進連何点だったか教えてくれ」
ひょ・・・?
思考回路がメルトダウンした。あまりに危険。
なんだコイツは?何が聞きたいんだ?聞いてどうするつもりなんだ?
様々な疑問が飛び交う。
そして言ってしまった。
う゛ぁり
「さ・・・380ぐらいかな・・・?」
嘘です。
本当にありがとうござ(ry
出身中学が附属なのでいつも300だよ?とかそういうこと言うとなんか失礼かな~?(学校にたいして)
みたいなみたいな。つまりとっさに取った行動は嘘だったわけです。
なぜ聞いてきたのか尋ねてみるとと
小海君はバイトしている木口君に缶をねだったところ、
たまたま近くにいた自分と小海君の点数を比べ、
勝っていたら小海君に奢ってやるよwwみたいなことを言ったらしく、
なぜ自分なのかというとなんか頭良さそうだからという理由だったというのを聞いた。
小海「す・・・すごいなwおれ300以上取ったこと無いのにwww」
う゛ぁり「あんまり凄くないよwww
だって俺中学の頃底辺だったしwww」
ん・・・?
何言ってるんだ俺・・・?
墓穴掘りまくりじゃないか・・・?
なんで底辺なら380とるんだよ・・・。
有り得ないから・・・JK
や・・・ヤバイ・・・本格的にヤバイ・・・
さぁ盛り上がって参りました・・・
小海「えっ・・・(考えるような仕草)へ、へぇ~そうかw」
やばいこれはやばいやばいやばいやばいやばい・・・!
速まりすぎだろkskkskskskskskskskskskしすぎだろ俺・・・!
いや、待て!
今ここで「すいませんねwww実は嘘だよw俺も300ぐらいだったんだwww」って言っちゃえば
彼だってお茶目な奴だなぁぐらいにしか思わないだろう!そうに違いない!
う゛ぁり「
すいませんね(笑)じt・・・」
小海「あっいいよwww別にたいした問題じゃないからwwwそれに比べるのメンドクサイしどうせ俺の方が点数低いから今のは忘れてくれよwwwじゃあなwww」
その時の小海君の
目・・・
人を
見下す目(実際に身長高い)
その目の中に浮かぶ
確固たる憎しみ
それは
氷山の如く冷たい
そして俺は
悟る。
なんて俺は
バカなんだ・・・。
そして心の声。
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおまああああいいいいがああああああああああああああああああああああああああああ
完全に浮いてるッ!
間違いなくッ!
しきりに自分が見られているそんな感覚ッ!
まぁ・・・明日や明後日・・・あるしね・・・あんのかよ・・・。
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